【初心者必見】初めて犬を迎える時に必要なものはなに?丁寧に解説します!
はじめて犬を迎える、それは新しい家族を迎える歓びに満ち溢れた心が躍る瞬間です。
しかし、はじめて犬を迎える方にとっては、様々な不安を抱かれていると思います。
この記事を読むことで、事前に何を準備したらよいか、準備するものはどのように選べばよいか、迎え入れた後にどのような困りごとがあるのかを事前に知ることができ、快適な新しい生活を始められるようになると思います。
必要なアイテムとその準備方法、困りごとなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.準備しておきたい物と選び方
初めて犬を迎える際に必要な基本的なアイテムです。これらのアイテムを用意することで、新しい家族を迎える準備が整います。
1.1.ドッグフード
食事は犬の健康と幸せに直結しています。
一昔前、犬は家族の一員として、家庭の食事の残り物を与えられることが一般的でした。これは、犬が雑食性であることから、人間が食べる食材を与えることができたからです。
しかし、この方法には問題もありました。人間の食事は、犬の栄養ニーズを完全に満たすことができず、またチョコレートやネギ類などの食材は、犬にとって有害である可能性があるからです。
科学的な栄養学の進歩により犬の健康と長寿に最適な食事が研究されていますので、品質の良いドッグフードを選ぶことが重要です。ドッグフードには、乾燥タイプとウェットタイプがあります。
乾燥タイプは保存が利き、歯垢の除去に役立ちます。
一方、ウェットタイプは水分が豊富で、食べやすく、味が豊かです。犬の年齢、体調、好みによって適切なタイプを選びましょう。
また、ドッグフードの成分表示を確認し、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養素がバランス良く含まれていることを確認することも大切です。
1.2.ウォーターボウル
犬の健康管理において、清潔な水を常に提供することは非常に重要です。
そこで役立つのがウォーターボウルです。
ウォーターボウルを選ぶ際には、素材や大きさなどを考慮すると良いでしょう。
素材がステンレススチールや陶器製のボウルは、耐久性があり、清潔に保ちやすいです。大きさは、小型犬には小さめのボウル、大型犬には大きめのボウルが適しています。犬が水を飲みやすいだけでなく、ボウルが倒れて水がこぼれるのを防ぐこともできます。
水は毎日新しくし、常に新鮮な水を提供します。多くの犬は暑さが得意ではないため、暑い日には、こまめに水を替えることも重要です。
1.3.犬用小屋またはケージ
犬には自分だけの安全で安心できるスペースが必要です。
そのためには、犬が立ったときに頭上に余裕があり、寝転んだときに体を伸ばせるスペースがあることが理想的ですので、犬の大きさに合わせて小屋を選びます。
また、室内で飼うか屋外で飼うかにより、保温性などを考慮して選ぶとよいでしょう。
ケージの大きさを判断する基準ですが、ケージの高さ は愛犬の高さのおよそ1.5倍程度、立ち上がった時の頭の高さから、約5~10cmほど高いものがよいでしょう。またケージの幅に関しては、体長の1.5倍程度のものを選びましょう。
1.4.ベッドと寝具
犬用ベッドにはクッションタイプ、ハウスタイプ、ヒーター付きタイプなどさまざまな種類があります。
犬の大きさ、年齢、飼う場所、好みに合わせてベッドを選びましょう。また、ベッドは清潔に保つことが重要です。そのため、カバーが取り外し可能で洗濯機で洗えるものを選ぶと良いでしょう。
寝具には、ブランケットやマットがあります。犬の大きさや季節に合わせて選びます。季節によって、冬は暖かいブランケット、夏は涼しいマットを用意すると良いでしょう。寝具もまた、定期的に洗浄することが重要です。
清潔な寝具は、犬の健康を保つためにも必要です。
1.5.首輪
犬の首輪は、犬の安全と散歩時のコントロールにとって重要なアイテムです。
首輪を選ぶ際には、犬の大きさ、年齢、種類に合わせて適切なものを選び、首輪は犬の首に適切にフィットすることが重要です。首輪が緩すぎると犬が抜け出してしまう可能性がありますし、首輪がきつすぎると犬に不快感を与える可能性があります。
夜間の散歩が安全にできるように光るタイプの首輪もあります。
1.6.リード
リードは、散歩時に犬をコントロールするための重要なアイテムです。リードを選ぶ際には、犬の大きさと活動量に合わせて適切な長さと強度のものを選びましょう。また、リードのハンドルは手にフィットし、握りやすいものを選ぶと良いでしょう。
首輪とリードを使用することで、犬の安全を確保しながら散歩を楽しむことができます。
また、夜間の散歩では歩行者や自転車から散歩を認識できるように、犬に光るアイテムを身に着けることもより安全に散歩ができるようになります。
また、飼い主が散歩中の犬の行動にも注意を払うことも重要です。犬が突然道路に飛び出したり、他の犬や人に飛びかかったりしないように、常に犬の行動を見守りましょう。
1.7.トイレ用品
犬のトイレトレーニングにはペットシートが必要です。
ペットシートにはさまざまな種類があります。例えば、吸収力の高いタイプ、消臭効果のあるタイプ、大きなサイズのタイプなどがあります。
犬の大きさや排泄の量に合わせて適切なペットシートを選びましょう。また、ペットシートは定期的に交換することが重要です。清潔なトイレ環境は、犬の健康を保つためにも必要です。
1.8.トイレマット
トイレマットは、ペットシートを固定するためのアイテムです。
トイレマットを使用することで、ペットシートが動いてしまうことを防ぎ、トイレトレーニングをスムーズに進めることができます。また、トイレマットは清掃が容易なものを選ぶと良いでしょう。
1.9.おもちゃ遊び道具
犬は遊ぶことでストレスを発散し、健康を維持します。適切なおもちゃは犬の知能を高め、行動問題を防ぐのに役立ちます。
犬用おもちゃには、ボール、ぬいぐるみ、チューイングトイ、パズルトイなど、さまざまな種類があります。これらのおもちゃは、犬の大きさ、年齢、好みに合わせて選びます。
また、おもちゃは犬の安全を確保するためにも重要です。小さすぎるおもちゃは誤飲の危険がありますし、硬すぎるおもちゃは歯を痛める可能性があります。そのため、犬の大きさと噛む力に合わせて適切なおもちゃを選ぶことも忘れないようにしましょう。
遊び道具は、犬とのコミュニケーションを深めるためのアイテムです。例えば、フリスビーやロープなどがあります。これらの遊び道具を使用することで、犬と一緒に遊びコミュニケーションを取り、楽しみを増やすことができます。
おもちゃ遊び道具は定期的に清掃し、衛生的に保つことも必要です。
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1.10.歯ブラシと歯磨き粉
犬の歯周病を予防するためには、歯ブラシなどを用いての歯磨きが欠かせません。犬用歯ブラシも販売されており、歯ブラシタイプや歯を拭くシートタイプ、噛むタイプの歯ブラシおもちゃもあります。
犬の口の中は、約2~3日間で歯垢が石灰化して歯石になると言われています。口腔内ケアは、愛犬の健康を維持するために非常に重要です。
1.11.ブラシ
換毛期のある犬種では春に夏へ向けて1カ月ほどかけて古い毛が大量に抜け、通気性がよい毛に新しい毛に生え替わりますので、ブラッシングで抜け毛を取り除き健康と快適さを維持するために重要な役割を果たします。
また、ブラッシングは皮膚と被毛の健康を維持し血行をよくするために重要なケアであり、犬と飼い主の絆を深める行動でもあります。
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2.準備しておきたい物(番外編)
はじめて犬を迎える際に必ず必要なアイテムではありませんが、愛犬との生活をより快適にするために様々な便利なアイテムがあります。
こんなの欲しかった、あったらいいね、そんなアイテムを見てみましょう。
2.1.番外編①:レインコート
犬用レインコートを着ることで、雨や雪の日の散歩でも濡れることなく快適に散歩を楽しむことができます。
特に、長毛種にとっては散歩後に毛を乾かす手間が減りますので、負担が減るでしょう。
また、短毛種など体温調節を苦手とする犬にとっては寒い日でも犬を寒さから守ってくれますので、健康管理のためにレインコートは必需品となるかもしれません。
2.2.番外編②:ペット見守りカメラ
外出中でも自宅のペットの行動をスマートフォンでリアルタイムに見守ることができる便利なアイテムです。
犬に異常があった場合でも早めに気づくことができ対応することができます。
多種多様な機能があり、暗闇でもクリアな映像を提供するナイトビジョン機能や録画機能、話しかけることができる機能を搭載した多機能な機種もあります。
2.3.番外編③:自動給餌器
犬用の自動給餌器は、飼い主がいない間でもペットに定期的に食事を提供するための便利なツールです。
出張などで留守にすることがある飼い主にとても便利ですね。様々なタイプの自動給餌器が販売されており、決まった時間にドッグフードが出てくるタイプやスマートフォンと連携でき遠隔で自動給餌器を操作するタイプなどがあります。
また、ペット見守りカメラを搭載した自動給餌器も販売されています。
2.4.番外編④:散歩用ライト
散歩用ライトは、夜間の愛犬との散歩を安全にするための便利なツールで、夜間に散歩をされる方には必須のアイテムかもしれません。車や自転車などから見えやすくなるため、安全性が向上します。
散歩用ライトは、光る首輪やハーネス、首輪などに取り付けるタイプ、リードに取り付けるタイプ様々なライトがあります。
首輪やハーネス、リードに簡単に取り付けできるタイプのライトがおすすめです。充電式や防水性能を確認して選ぶとよいでしょう。
3.事前に確認しておきたい事項
犬を飼う前に確認すべき重要な事項についてみていきましょう。
3.1.家族の同意
家族全員が新しいペットを迎え入れることに同意しているか確認することが必要です。
・家が汚れる
・壁紙や衣類に匂いがつく
・掃除が大変
・亡くなった時が悲しい
など、反対される理由は様々です。
本当に家族全員の同意は得られていますか。後々トラブルになったり、飼えなくなったりしないように十分に話し合いましょう。
また、家族に犬アレルギーの人がいないかを確認することも重要です。アレルギーを持っている方がいる場合は、飼育へのハードルはかなり上がりますので、対応策を話しあってくだい。
さらに、犬を飼った後にアレルギーが発症した場合は、対応策が必要になります。アレルギーの原因となる犬の毛などの定期的な掃除と犬のブラッシング、入浴を行うなどの対策を講じることで症状を軽減できる可能性があります。
3.2.長期的な目線
犬の平均寿命は10年以上ですので、愛犬を迎えるということは散歩、遊び、トレーニング、ケアなどの世話や金銭的負担が10年以上続くことを意味します。
飼い主にはその命が終えるまでの終生飼養の責任があります。10年後の生活環境がどのように変化しているかを想像してみるのもよいかもしれません。
家庭環境の変化でペットが飼えなくなるという事がないように長期的な目線で愛犬を新しい家族に迎える準備を考えましょう。
3.3.マンションでの飼育
お住いのマンションがペット飼育可能な物件の場合でも管理会社や大家さんへ飼育申請手続きが必要となります。
物件によっては飼うことのできる動物が限定されていたり、ワクチン接種証明書の提出が必要などの条件が定められたりする場合がありますので、事前に確認しましょう。
また、犬の鳴き声などで苦情を受けた場合は、必要以上に鳴かないようにしつけを行うことが必要となります。
4.先輩飼い主が、飼ってから気付いた困りごと
犬を飼った後に認識していなかった困りごとがおきることがあります。
これらの困りごとを事前に知ることで、適切な対策により対処することが可能です。事前に困りごととその主な原因を知り対処することで、負担を軽減することが可能になります。
4.1.噛み癖
子犬は歯が生える時期に物を噛む傾向があります。これは歯に感じるムズムズ感から起こる自然な行動ですが、家具や貴重品がダメージを受ける可能性があります。適切な噛み物やおもちゃを与えることで、家具などを守ることができます。
もしかすると、どこかに痛みがある、皮膚に痒みなどがある、などが原因でイライラしているのかもしれません。
いくらしつけをしても改善されない場合は別の理由を疑ってみましょう。
4.2.鳴き声
犬は社交的な動物であり、飼い主と離れることが苦手な場合があります。寂しさから犬がストレスを感じると、吠えたりする可能性があります。
日頃からブラッシングなどでスキンシップを取ることで飼い主と愛犬との間に信頼関係を築き、安心感を得れるようにすることも大切です。
4.3.フローリング
愛犬が暮らす室内がフローリングの場合に、走ることで滑り転倒して怪我をする可能性があります。
特に、膝のお皿の骨が正常な位置から外れることで起こる膝蓋骨脱臼(パテラ)は、小型犬で多く発症するため、注意が必要です。フローリングは硬く爪が浮いてしまうために滑りますので、細目に爪を切る必要があります。また、フローリングも爪で傷んでしまいますので、マットやタイルカーペットをひくことで防音効果もあり、ケガの予防にもなるためオススメです。
5.愛情と健康管理を大切に!
初めて犬を迎える際に必要な基本的なアイテムなどをご紹介いたしました。
アイテムは犬種に合った準備が必要ですので、犬種の特徴を把握してアイテムを用意しましょう。そうすることで新しい家族の一員を迎える準備が整います。
最も重要なのは愛情と体調管理です。愛情と体調管理を行うことで、愛犬は幸せな生活を送ることができます。また、ペットを迎えることは、健康管理やトレーニングなどへの飼い主としての負担や責任も伴います。ペットを迎えるにあたり、飼い主としての責任を理解しておくことは事前準備としてとても大切なことです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。是非新しい家族を迎える際の参考にしてみてください。